説明書

CO2レーザー治療の説明・同意書
CO2レーザーとは、鼻粘膜の表面をレーザーで薄く焼くことにより、鼻粘膜の腫れを抑えて鼻づまりを改善し、花粉などの抗原（アレルギー反応の原因物質）が粘膜についてもアレルギー反応をおきにくくする手術です。血液検査でアレルギー反応がない血管運動性鼻炎（温度や湿度の違いに反応する鼻炎）や肥厚性鼻炎にも効果があります。
【適応】
アレルギー性鼻炎で特に鼻づまり、鼻汁の多い方
妊娠などで薬が飲めない方、薬を減らしたい方
原則15歳以上の方（年齢は場合によりご相談します）

【方法】
外来にて局所麻酔で行います
麻酔を浸したガーゼを用いて、鼻内を15分ほど表面麻酔します
炭酸ガスレーザーを用いてパルス照射します。片側5分前後です。

【合併症】
① 出血　術後、1～3日ほど鼻出血がみられることがあります。大量に出ることはほとんどありません。しばらく椅子に座るなどして安静にされるとすぐに（5分位で）止まります。手術当日は入浴・飲酒・激しい運動などは出血を助長する可能性がありますので避けてください。
② まれに「うずく」ような痛みを感じることがありますので、鎮痛剤を頓用で服用して下さい。
③ 鼻づまり　術後、一時的に鼻粘膜が反応性に腫れるために、鼻づまりが増悪します。そのために、術後に点鼻薬や内服薬を併用します。

【効果】
70～80%の改善率が認められます。特に鼻づまりに関しては90%近い効果が得られます。
レーザー照射の治療効果は永続的に続くものではありません。効果の持続時間も人によって異なります。1～2年たつと効果が薄れてくる場合がありますが、再照射で効果を維持することが出来ます。

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